

愛犬の目やにを見て「これって普通?それとも病気のサイン?」と不安になったことはありませんか?
目やにの量が増えたり、色が変わったりしたとき、見極めが難しいですよね。
でも、正しい判断基準を知っていれば、慌てずに対処できます。

私はシュナウザーを17年以上飼いながら、動物看護師として毎日たくさんの犬の目やに相談を受けてきました。
現場でしか知れない判断基準を、わかりやすくお伝えしますね!
結論からお伝えすると、少量の白・透明・茶色の目やにであれば正常です。
しかし黄色・黄緑・大量・膿状の目やには病気のサインである可能性があります。
この記事を読めば、愛犬の目やにが正常か異常かをご自身で判断できるようになります。
犬の目やにが出る8つの原因
犬の目やには「生理的なもの(正常)」と「病気が原因のもの」の大きく2種類に分かれます。
8つの原因を知っておくことで、日常のケアで防げるものと、動物病院に相談すべきものを判断できます。
愛犬の状態と照らし合わせながら確認してみてください。
①生理的な目やに(正常)
目やにとは、目の新陳代謝によって生じた老廃物や、ホコリ・ゴミが涙に混じったものです。
少量の白・透明・薄い茶色の目やにであれば、体が正常に機能している証拠です。
朝起きたときに目頭に少量ついている程度なら心配ありません。

うちのシュナウザーも毎朝少し目やにがついていますよ。
朝のルーティンで優しく拭き取るだけで十分。17年間ずっとそうしてきました!
②アレルギー・花粉症
犬もアレルギーを持つことがあります。
花粉・ハウスダスト・カビなど環境アレルギーが原因で目やにが増えることが多いです。
アレルギーによる目やにはサラサラとした水っぽい涙と一緒に出るのが特徴です。
③結膜炎
結膜炎は目やにが増える最も多い病気の一つです。
白目の部分が赤く充血し、黄色や緑色のドロっとした目やにが出るのが特徴です。
細菌・ウイルス・アレルギーなど様々な原因で起こります。
④角膜炎・角膜潰瘍
角膜炎は角膜(目の表面の透明な膜)に炎症が起きた状態です。
外傷・細菌感染・ドライアイなどが原因で発症します。
目やにに加えて「目を細める」「光を嫌がる」「涙が大量に出る」症状があれば要注意です。

動物病院では「目やにが増えた+目を細めている」という主訴で来院した子の多くが角膜炎でした。
放置すると角膜潰瘍に進行して失明リスクも。早期発見が本当に大切です!
⑤ドライアイ(乾性角結膜炎)
ドライアイは涙の量が減り、目が乾燥した状態です。
乾燥した目を守ろうとして、粘り気のある黄色〜緑色の目やにが大量に出るのが特徴です。
ミニチュアシュナウザーはドライアイになりやすい犬種の一つとして知られています。

私が飼っていた初代シュナウザーは15歳まで生きてくれましたが、8歳のときにドライアイと診断されました。
毎日5〜6回、目薬をさす必要があったので、今の2代目(3歳)・3代目(2歳)には定期的な眼科検診で早期発見してあげたいと心から思っています。
⑥鼻涙管閉塞(流涙症)
鼻涙管とは、涙を目から鼻に排出するための細い管です。
この管が詰まると涙が排出されず、目からあふれ出して「涙やけ」の主な原因になります。
慢性的に目の下が茶色く染まっている犬は、鼻涙管閉塞を疑う必要があります。
⑦逆まつ毛・眼瞼内反症
まつ毛が内向きに生える「逆まつ毛」や、まぶたが内側に反り返る「眼瞼内反症」も目やにの原因になります。
⑧緑内障・白内障
目の圧力が上がる緑内障や、水晶体が白濁する白内障でも目やにが増えることがあります。
緑内障は突然発症して失明につながることもある深刻な病気です。
目やにの色・状態別チェック表

目やにの色や状態を見れば、正常か異常かをある程度判断できます。
以下のチェック表で愛犬の目やにを確認してください。
★が多いほど緊急度が高く、早めの対処が必要です。
| 色・状態 | 判断 | 緊急度 | 考えられる原因 |
|---|---|---|---|
| 透明・サラサラ(少量) | ✅ 正常 | ★☆☆☆ | 生理的な目やに・アレルギー初期 |
| 白・クリーム色(少量) | ✅ 正常 | ★☆☆☆ | 生理的な目やに |
| 茶色・黒(少量) | ⚠️ 経過観察 | ★★☆☆ | 涙やけ・鼻涙管閉塞・酸化した目やに |
| 黄色(粘り気あり) | 🔴 要受診 | ★★★☆ | 細菌感染・結膜炎・ドライアイ |
| 黄緑・緑色 | 🔴 要受診 | ★★★☆ | 細菌感染・ドライアイ・角膜炎 |
| 大量に出る(色問わず) | 🔴 要受診 | ★★★☆ | 結膜炎・アレルギー・感染症 |
| 膿のようにドロッとしている | 🚨 緊急受診 | ★★★★ | 重度の感染・ドライアイ・角膜潰瘍 |
白・透明の目やには正常な範囲
⚠️ 量が多い・毎日拭いても次々と出る場合は要注意です
茶色・黒の目やには涙やけのサイン
茶色や黒い目やには、涙が酸化してできることがほとんどです。いわゆる「涙やけ」です。
黄色・緑色の目やには病気のサイン
病院に行くべき危険な目やにの見分け方
以下の5つのサインが見られたら、早めに動物病院を受診してください。
目の病気は進行が早いものが多く、早期発見・早期治療が回復の鍵になります。
様子見できる目やにの特徴
逆に、以下の条件をすべて満たす場合は様子見できます。
ただし症状が続く・悪化する場合は、必ず受診してください。

動物看護師として言わせてください。
「大げさかな」と思って来院したケースほど、早期発見で助かることが多いです。
迷ったら受診する、を基本にしてほしいです!
犬の目やにの正しい取り方5ステップ
目やには正しい方法で取ることが大切です。
間違った取り方は、目を傷つけたり、犬が嫌がるようになる原因になります。
以下の5ステップで、安全に目やにを取り除きましょう。
ケアに必要なアイテム
ティッシュは繊維が目に入ることがあるため使用しないでください。
人間用の目薬・洗眼液は犬に使用してはいけません。
5ステップで正しく取り除く方法
絞っても水分が残るくらい、たっぷり湿らせることがポイントです。
乾いたコットンで無理やり取ろうとすると皮膚を傷つけます。
こびりついた目やにをふやかすために、圧をかけずに優しく当てます。
「ふやかしてから取る」がすべての基本です。
同じ面を繰り返し使わず、1回拭いたらコットンを折って新しい面を使います。
雑菌を目に戻さないよう、必ず一方向に拭きましょう。
1〜2回で取れない場合は、再度湿らせたコットンをしばらく当てます。
強引に取ろうとすると皮膚・目への刺激になります。
ケアが終わったら、おやつをあげたり優しく声かけをしましょう。
「ケア=いいこと」と覚えさせることで、次回から嫌がりにくくなります。
こびりついた目やにの対処法
固くこびりついた目やには、一度で取ろうとせずに十分ふやかすことが重要です。
コットンを目やにに当てて2〜3分置くと、自然にほぐれてきます。
それでも取れない場合は、細かい目のコーム(ノミ取りコーム)をゆっくり使うのも有効です。

うちのシュナウザーのこびりつきが激しいとき、電子レンジで温めたスチームタオルを優しく当てていました。
すぐふやけてとりやすかったですよ!蒸しタオルはおすすめです。
目やにを嫌がる犬への慣れさせ方
目やにを取ろうとすると嫌がる犬は、段階的に慣れさせましょう。
以下の順番で少しずつ進めていきましょう。
- まずは目の周りをそっと触るだけ(おやつ付き)
- コットンを目の横に当てるだけ(拭かない)
- 湿ったコットンを目の周りに当てるだけ
- 少し拭いてみる(1〜2秒で終わらせる)
- ゆっくり拭き取る
1ステップずつ、無理のないペースで進めることが大切です。
焦らず時間をかけることで、ほとんどの犬は慣れてくれます。
毎日の目やに予防ケア
目やにを予防するためには、毎日の小さなケアの積み重ねが大切です。
以下の3つの視点から予防ケアを取り入れましょう。
目の周りのグルーミング
目の周りの毛が長いと、毛が角膜を刺激して目やにが増える原因になります。
特にシュナウザー・プードル・マルチーズなど毛が伸びやすい犬種は注意が必要です。
食事改善で目やにを減らす
食事の質を見直すことで、目やにが減るケースがあります。
特に注目したいのは以下の点です。
私が愛犬に与えているのは、ヒューマングレードにこだわったドッグフード「MISHONE(ミシュワン)」です。
グレインフリーで添加物不使用、栄養バランスも考えられた本格オーガニックフードです。
実際に与え始めて3週間ほどで、目やにの量と涙やけが明らかに減りました。

フードを変えてから3週間ほどで、目やにの量と涙やけが明らかに減ったんです。
体の中からケアすることの大切さを実感しました!
生活環境の見直し
室内環境を整えることも目の健康に関わります。
ホコリやダニが多い環境はアレルギーを悪化させ、目やにが増える原因になります。
目やにが出やすい犬種と年齢
犬種によって目のトラブルが起きやすい特徴があります。
また年齢によっても目やにの量は変わります。
愛犬の犬種と年齢を把握しておくことで、予防的なケアができます。
ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーはドライアイになりやすい犬種です。
涙の量が減ることで粘り気のある目やにが増えやすく、慢性的な目やにが続くことがあります。
私がシュナウザーと17年暮らした経験では、7歳を過ぎたあたりからドライアイの症状が出始めたケースが多かったです。
短頭種(パグ・フレンチブルドッグ・シーズー)
短頭種は鼻が短く目が大きく飛び出た構造のため、目のトラブルが起きやすい犬種です。
角膜が外に露出しやすく、傷つきやすい・乾燥しやすいという特徴があります。
プードル・ビションフリーゼ
プードルやビションフリーゼは毛が伸びやすく、目の周りの毛が長くなりがちです。
毛が目に入ることで刺激となり、目やにや涙が増えることがあります。
老犬は目やにが増えやすい
犬は年齢とともに代謝が衰え、涙の量が減って目やにが増えやすくなります。
シニア犬(7歳以上)の目やには「老化による変化」と「病気のサイン」を混同しやすいため注意が必要です。
量が急に増えた・色が変わったという変化があれば、年齢のせいと決めつけず受診してください。

うちの初代シュナウザーも10歳を過ぎてから目やにが増えました。
「年のせいかな」と思っていたら実はドライアイが進行していたので、定期的な眼科検診は本当に大事だと痛感しています。
よくある質問

- Q犬の目やには毎日取った方がいいですか?
- A
少量の目やにであれば毎日取る必要はありませんが、1日1回は目の状態をチェックする習慣をつけることをおすすめします。
気になる量や色の場合はすぐに取り除き、症状が続く場合は受診してください。
- Q犬の目やにを人間用のコットンで取っていいですか?
- A
人間用のコットン・ガーゼは問題なく使用できます。
ティッシュペーパーは繊維が目に入る可能性があるため避けてください。
ウェットティッシュはアルコール不使用のものを選んでください。
- Q犬の目やにをそのままにしておくとどうなりますか?
- A
放置すると目やにが固まってこびりつき、取りにくくなります。
細菌が繁殖しやすくなり、皮膚炎や眼周囲炎につながることがあります。
特に黄色・緑色の目やには病気の悪化につながる可能性があるため、早めに対処してください。
- Q子犬の目やには正常ですか?
- A
子犬の目やには成犬より多く出ることがありますが、基本的には正常です。
免疫が未熟なため感染症による目やにが起きやすい時期でもあります。
目が赤い・大量に出ているなどの症状があれば、獣医師に確認してください。
- Q目やにと涙やけの違いは何ですか?
- A
目やには目から分泌される老廃物そのものを指します。
涙やけは、涙が過剰に出続けて目の周りの毛が茶色く染まった状態のことです。
涙やけの原因には鼻涙管閉塞・アレルギー・逆まつ毛などがあり、根本原因の治療が必要です。
まとめ

この記事では、犬の目やにの原因から正しいケア方法まで解説しました。
毎朝少量の目やにがついているだけなら正常のサインです。
一方で「黄色・緑色・大量・目が充血」という変化は、早めに動物病院へ連れていくサインです。
まず今日できることは、愛犬の目やにの色と量を確認することです。
ケアの際はコットンで優しく拭き取る習慣をつけましょう。
食事の質を見直すことで、体の内側から目やにを減らせる可能性があります。

愛犬の目の健康を守れるのは、毎日そばにいる飼い主さんだけです。
正しい知識で、愛犬との毎日をもっと安心なものにしていきましょう!
※詳細については商品ページへ最新の情報をご確認ください。
※当サイトは個人ブログなので記事内容の表現につきましてはあくまでも個人の感想です。








コメント